「カジノの街」マカオに招待されたので来てみました!!~20年ぶりのポルトガル語~

朝台湾の台中市を出発し、夕方「カジノの街」マカオに到着しました!

僕も初めてのマカオです。


マカオと言えば、多くの人が「カジノ」を思いだすと思います。いま日本では、カジノ法案の話題が盛んにされているので、「タスクさん早速カジノ見に行くの??」なんて言われますが、もちろんそんなことはありません!(笑)もしカジノに興味あるなら、いまじゃもう遅いと思います。


今回の旅の目的は、「マカオ国際シニアサッカー大会」の視察です!


今回マカオのサッカー関係者にご招待頂いたので、沖縄のシニアサッカーの皆さんをお連れ致しました。

チームの皆さんは、台湾の桃園国際空港を経由してマカオに行くため、僕は桃園で合流しマカオへ。


それにしても沖縄チームのメンバーが凄い!!僕が学生時代に憧れていた先輩達がうじゃうじゃいます!もちろん大学の先輩ばかりなので球拾い決定です(笑)

この大会は、マカオがポルトガルから返還されたことを記念して開催された大会なので、今回で15回を数えるそうです。

参加チームは、招待が、日本(沖縄)、中国、韓国、台湾、ポルトガル。そしてホスト国のマカオです。

アジア各地のメディアも取材に訪れており、その注目度の高さを伺えます。


抽選会の結果、日本は明日韓国との対戦です!早速日韓戦です!!!!

僕も全力で応援したいと思います!


今日は、多くの先輩方に、「こんな機会を作ってくれてありがとう!」と声をかけて頂けました。


本当に嬉しいのですが、、、違うんです!(笑)

こうやって僕が、世界中行くようになって、こんな機会が作れたのも、さかのぼること約20年、沖縄県サッカー協会の先輩達が、15歳の僕をブラジルに送り出してくれたからなのです。


県の代表をブラジルに送り出すということを当時の協会はやっていました。ブラジルには多くの日系人が移民で移り住んでおり、そういう縁もあり実現した企画だったと思うのですが、僕の代でその企画は終わりました(笑)


でも、もちろん強化の意味合いもあると思いますが、こうやって15歳という多感な時期に、地球の裏側へ行く経験をさせたサッカー協会の先輩達は本当に凄いと思います。


だって、リオオリンピックの時もブラジルの治安が悪いと言っていましたが、当時はその何倍も危ない時期でした。本当に生きて帰れる保証はありません。何か事件に巻き込まれるかもしれません。それでも勇気を持って送りだしてくれた先輩方がいるから、今の僕があるのだと思います。


あの時いきなりぶつけられた「世界」が、その後の僕を大きく変えました。


僕よりも小さい子供が、道端で物売りをしていたり、ゴールから外れて転がってたボールを持ち去る少年がいたり、銃声が隣の家から聞こえて2日間外出禁止で一歩も出れなかったり、「俺は今生きてる。」って感じがして、多感な僕はドキドキしていたのを覚えています。

だから僕の方こそ先輩方にお礼を言いたいです、ありがとうございました。

もちろんその後も数回ブラジルには行っていますが、なんだかマカオで聞くポルトガル語はとても新鮮で、20年前のあの頃の気持ちを思い出しました。。。


これも本当に何かの縁だなぁ~って不思議な巡り合わせを考えたりします。何度か他にも来る機会はあったのに、なぜ今回シニアの先輩方と初マカオだったのか?もう一度あの頃の気持ちで世界を新鮮に感じたり、今こうして旅を続けられていることに感謝したり、いろいろ考えちゃいました。


これからもっともっと世界はボーダレスになってくると思うので、僕らよりさらに下の若い人たちに早いうちに海外に出る経験をさせなければならないということも思いました。


絶対また数年後沖縄サッカーの手助けに若い人たちがなってくれると思います。

サッカーマンが、サッカー少年に投資しなくてどうするのか???


今回のマカオでのおもてなしは本当に豪華で驚いております。きらびやかなホテルと美味しい食事。これらをシニアの皆さんはもちろんですが、今後はもっと幅広い年齢層で交流することで、これからの東アジアと沖縄のサッカー交流が盛んになると思いますし、今度はホスト国として迎える時に恥ずかしくない立ち振る舞いができるようになってくると思います。

今後も益々楽しみです~

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