琉球代表エンブレムに込められた想いとは?

今日は、昨日に引き続き琉球代表についてご紹介したいと思います。


チームコンセプト「東から西へ。」


日本地図をイメージしてください。日本の南西に位置する沖縄県は、琉球処分以降常に東側(日本本土・アメリカ)を意識しながら生活を送ってきました。沖縄から西には、東アジアの国々があり、北海道や東北よりもアジアの国々の方が近く、実際沖縄っから東京までの2時間半圏内でぐるっと円を描くと、その圏内には上海・ソウル・台湾・香港などがあり、遠く気候も違う国内より、近くで気候もそして文化も近いアジアの国々には、親近感も感じます。


ITなどの発展による、このボーダレス社会において、もはや国が違うとか通貨が違うというのは、ビジネスの現場でほとんど意味をなさなくなってきています。

そこで我々は、もともとの人脈があったこともあるが、琉球王国時代に関係の深かった東アジアの国や地域と、スポーツというツールを使い交流をしていくことにしました。

 

琉球フットボール協会のシンボルは「船」

エンブレムとユニフォームデザインのコンセプトは、「進貢船」である。進貢船とは、14世紀から19世紀中期まで行われた、対中国交易・使節を派遣する為に用いられた琉球王国の官船で、船首部の獅子の絵と舷側(ゲンソク)の目玉が特徴である。これは、このチームが、沖縄から日本ではなく、アジアに向かって行くこと、またチームの活動が、アジアをファーストステップとした、世界中でのスポーツ・文化・経済の交流を目的としていることを表しています。

 

【エンブレム】

 

赤の羅針盤に白く古い形の地図が重なることでその輪郭を描き、地図の中には、進貢船の舷側をイメージさせる黒いラインが羅針盤の西側からかかっており、中央には黄金に輝く進貢船が描かれている。

 この赤の羅針盤は、情念のある方角を指し、白く古い形の地図は、琉球の歴史を重んじながらも、新しい歴史を刻んでいくことを表す。進貢船が西側にかかっているのは、琉球の東にあたる日本ではなく、西の方角に位置するアジアに向けて発信することを意味している。また中央に位置する黄金の進貢船は、乗組員の希望と輝く未来、背負っている責任の重要性を表している。

 

【ユニフォーム】


ホームユニフォームのメインカラーは白で、真っ白なキャンパスに新たな歴史を刻む、挑戦することを意味している。

選手の左胸にはエンブレム、右肩から斜めにかかる黒いラインと大きな目玉は、進貢船の舷側をモチーフとしており、真っ直ぐな信念と眼差しを表している。また右肩からかかっているのは、エンブレム同様「進貢船」が西側に向いていることを表しており、また右肩上がりという験担ぎの意味合いもある。(※右肩上がりにチームが成長する願いが込められている。)フィールドプレイヤーの右袖は、ホームもアウェーも赤で統一されており、これも進貢船の船首部の色を採用し、また同様に獅子を描いている。

 

《デザイン・プロデュース》

これらをデザインしたのは、PLUSNINEデザイナーの崎浜秀浩。 

 

様々なデザインはもちろん、造形物など立体的な制作物なども行う、県内屈指ののデザイナー。商業デザインはもちろん、Jリーグクラブのエンブレム等も手がけたこともある。

今回は、この琉球代表のイメージである進貢船を、うまくエンブレムやユニフォームで表現して頂いた。


この様に、琉球フットボール協会・琉球代表は、歴史的な背景を踏まえ、今後沖縄が目指すものをサッカーで表現することを目指し、活動を続けていく。



明日は、そんな琉球代表が参加する「東アジア国際サッカー大会」についてご説明します!


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