なぜサッカー発展途上国「台湾」が東アジア国際サッカー大会を開催するのか!?
先日の記事「ナインプロモーション沖縄の国際交流事業は二人の男から始まった」でも軽く触れましたが、今年も8月中旬に開催される、「東アジア国際サッカー大会」についてご紹介したいと思います。
その前にまずは、台湾について少しお話をします。台湾は、九州ほどの大きさで、沖縄から飛行機で75分と近く、過去に日本の統治時代を経験していたこともあり、日本に対して大変親近感を持った地域だと私は感じています。そう感じるには訳もあり、熊本や東日本大震災など、日本が大変な時にいつも何百億円もの大金を寄付してくれますし、そのスピードも世界のどこよりも早くサポートしてくれるのです。
また台湾を作った「蒋介石」は、日本に留学していたこともあり、台湾の仕組みの中で、日本を参考にしたことも多くあります。
そんな台湾ですが、スポーツは本当に盛んです。九州ほどの大きさしかありませんが、プロ野球チームは数多くあり、その実力も国際大会では日本を脅かすほで、メジャーリーグや日本のプロ野球でも活躍している選手がいるほどです。また身体能力も大変優れており、高雄や花蓮などに住む原住民たちの身体能力は目を見張るものがあります。
しかし、サッカーはまだまだ人気がありません。国内のプロリーグもなく、代表も結果を残すことができていないので、関係者は今後の台湾サッカーに危機を感じています。
そんな時にアジアで結果を出してきたのが日本でした。
ほんの20年前まで、プロリーグもなくワールドカップにも出場したことのない国が、Jリーグができた途端ワールドカップ予選を突破し、見事初出場を勝ち取り、2002年には日韓ワールドカップの開催まで行いました。今までライバルだと思っていた日本が、手の届かないところまで行ってしまったのです。
そこで台湾サッカー関係者が考えたのが「プロリーグの発足」です。
日本のようにプロリーグがあり、常にレベルの高いゲームを国内で行っていることが、代表チームを強化することにつながり、それを目にしている次の世代も育ってくるということを考えたのです。
そんな理由から、Jクラブでの経験があり、「クラブライセンス制度」などリーグの運営などもある程度把握している僕の所にオファーがあったのです。
そこでまずは、台湾の中だけでなく、近隣東アジアとの交流する大会を作り、頻繁に世界とのレベルの差を体感する場を作ろうということで、今大会を作りました。
相手が外国ということで、地元のサッカーを応援するという台湾の流れを作りたかった。
ですので出場チームも様々で、元中国代表が所属している中国クラブ、11名のうち5名がブラジル人のマカオチーム(香港スーパーリーグに在籍)、韓国大学界の強豪チーム、そして台湾のフル代表選手も出場した台湾チーム、台湾から見たら小さな琉球代表といった感じです。
しかし、その小さな琉球代表が、結果全勝で大会を優勝したのです。そこから台湾は、本気で取り組まなければ自分たちより小さな沖縄にも負けるということがわかったのです。今後の台湾チームの成長が楽しみですね!
では、なぜそんな大会に琉球代表が出る必要があるの?ということです。
まず一つ目は、純粋に台湾サッカーの発展に寄与したいということ。
二つ目に、このアジアとの好立地を活かし、どんどんサッカー国際人を育成したい!
三つ目が、同じプロリーグになるのなら、沖縄からJリーグに入ってガチガチに縛られるより、東アジアで自分達で作ったルールを元に活動していく方がよっぽど面白&儲かると思ったからなのです。
そんなお互いの利害が一致したので、協力し大会に参加し、今後沖縄でもそのプロリーグが行われるように作っていきたいと考えています。
こうやってどんどんサッカーの開国を台湾も行っていけば、中国マネーも期待出来る位置なので、ものすごい成長が期待出来るリーグの誕生、そして代表の強化が行えるのではないかと思います。
もともと身体能力のポテンシャル、経済のポテンシャルも高い台湾です。アメリカのメジャーリーグサッカーのようなグローバルな独立リーグができる可能性が大いにあると思います。
そんな今後大きな可能性を秘めている「東アジア国際サッカー」にあなたも出られるかもしれません。昨日の記事に、参加条件などを掲載しております。
またセレクションの日程など決まりましたら、ここで告知もさせていただきたいと思います。
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